CDAOとJCSが共同で「グローバル情報支配実験」(GIDE)を再開し、米国防総省が初めてデータ、分析、AIによって支援されたこの規模の統合実験を実施。
CDAO(Chief Digital and Artificial Intelligence Office)がJCS(Joint Chiefs of Staff)と協力して、グローバル情報支配実験(GIDE)を再開しました。実験チームは、すべての軍種と複数の戦闘司令部からなる米国の軍事および民間人で構成されており、米国防総省がデータ、分析、および人工知能(AI)によって支援されたこのレベルと規模の統合実験を初めて実施します。
GIDEの5回目のイテレーションであるGIDE Vは、ペンタゴン、複数の戦闘司令部、そして世界中の勤務地で仮想および対面参加者を含む4日間で終了します。これらの実験は、AIと機械学習技術の使用に関連するJoint All-Domain Command and Control(JADC2)ソリューションに関する情報を提供するように設計されています。
CDAOのクレイグ・マーテル博士は、「戦略レベルから戦術的な戦闘員に至るまで、統合部隊全体でデータへのアクセスを急速に改善したい」と述べています。そして、「これらの実験の意図された結果は二つ折りです。まず、統合部隊全体でのデータ共有を禁止するポリシー、セキュリティ、接続性、ユーザーインターフェイス、またはその他の分野での障壁を特定したい。次に、データ、分析、およびAIが、グローバル統合抑止から標的と火力へのさまざまなミッションで統合ワークフローを改善する方法を示したい」と付け加えています。
CDAOは、2023年を通じて実験の4回のイテレーション(GIDE V〜VIII)をJoint Warfighting ConceptおよびJADC2実装戦略に合わせて開催する予定です。